長野市地域おこし協力隊、信更地区担当の窪美です。
10月4日(水)、信更地区住民自治協議会の企画で、
上高井郡高山村にある角藤農園にお邪魔して、
ワイン用ブドウの収穫を体験してきました。
一歩、足を踏み入れると
果樹園のその広さ(約8ヘクタール)に感動。
まずは、農場長、佐藤宗一さんのお話しを
お聞きします。
角藤農園さんがある高山村は、
松川渓谷とその扇状地に広がる農村。
標高は、約300~800メートルです。
松川が運ぶ土砂が堆積して形成された
扇状地のため、水はけが良すぎて、
昔はお米は言うに及ばず、
ほとんどの野菜が育たない土地だったそうで、
昔の人は相当な苦労をしたとのこと。
しかし、今になってみると、
その水はけの良さが、りんごやブドウの
果樹栽培に非常に適していたため、
ワイン用ブドウの産地としても名高くなっています。
また、標高300~800メートルに広がる農地は、
言うなれば、ヨーロッパのイタリア、スペイン、
フランス、ドイツという国の気候が一つの村にある訳で、
様々な品種のワインブドウが栽培できるんだそうです。
さて、収穫に向かいます。
台車にコンテナを載せて、
もう一つの台車に腰掛けながら、
楽な姿勢で収穫が出来ます。
収穫バサミでブドウの房を切って、
コンテナに入れていきます。
佐藤農場長からは、
『食べながら、収穫して。』
とありがたいお言葉が。
取り立てのブドウを頬張りながらの収穫は、最高でした。
また、この日は天候も良く、
きれいに整備されたブドウ園での収穫体験は、
文句なしに素晴らしかったです。
今回の収穫体験は、ボランティアということでしたので、
参加費は無料でしたが、なんなら、体験料をお支払いしなくちゃ
いけないかなと思うくらい楽しい経験になりました。
これが、
角藤農園の農場長、佐藤宗一さんが言う、
「憩い、癒し、安らぎ」でしょうか。
信更町でも
こんな「憩い、癒し、安らぎ」の場所が出来たら、
いいですね。