長野市地域おこし協力隊、信更地区担当の窪美です。
昨年から始まった信更小学校と信更公民館が共同で開催する
全校遠足<ふるさとウォーキング>が、秋晴れの下、行われました。
参加者は、信更小学校の全生徒、先生方、保護者、
そして地域の方々の総勢約70名。
まずは、戦国時代の城である上尾城を訪ねます。
高さ3m以上もある土塁が残っていたりする貴重な遺構です。
土塁の写真は撮り忘れてしまったので、
土塁の上からの眺めの写真。
続いて、涌池地区でジャム屋さんを営んでいる
山のジャム屋さんへ向かいます。
車道だけではなく、昔の通学路も通っていきます。
山のジャム屋さんへ到着したら、
クラッカーに自家製のブルーベリージャムを付けて、
いただきました。
最後は、涌池史跡公園を目指します。
約170年前の弘化4年(1847年)に発生した大災害、
善光寺地震の際に岩倉山が崩れて出来たのがこの涌池です。
この大災害の記憶を風化させないために、
池のほとりに地元の方が公園を整備しています。
その後はお待ちかねのお昼ご飯。
各自持参したお弁当を広げて食べます。
あっという間にもう戻らなくてはいけない時間になりましたので、
元来た道を歩いて旧更府小まで戻ります。
全体で約7キロの行程は、体力的には結構ハードでしたが、
子どもたちと地域の人たちが楽しく過ごした一日でした。
このような学校と公民館が一緒につくる行事や講座を
どんどん増やすと、子どものいない地域の人たちも
学校にどんどん関心を持ってくれるようになると思います。
そうなると、学校を地域の核として、
魅力的な地域づくりが進められるのではないかと。
他地域の取組ですが、長野県高山村の高山小学校では、
公民館や文化協会の講座とPTA主催の講座が一体化した、
「わくわく村」という講座があります。
この「わくわく村」の取り組みが評価されて、
高山小学校は、ユネスコスクールに認定されたと
信更の学校を考える会の視察の際に聞きました。
信更でも、わくわく村のような取り組みを行って、
今よりももっと魅力的な学校になると、
今以上に移住希望者を引き付ける地域に
なっていくと思います。