7月活動報告 前半

長野市地域おこし協力隊、信更地区担当の窪美です。

ふと気付けばもう秋ですね。
今年は、あっという間に夏が過ぎ去ってしまいました。

今更感もありますが、7月の活動報告を。

■7/7(木)信州元気づくり実践塾 第3回講座

「都市と農村を繋ぐ」をテーマに、
里山での交流体験プログラムを創って、
都市企業との連携を探っていく実践的な研修の第3回目。

とある日本企業、外資系企業の2社を訪問して、
担当者から企業の考えるCSR(企業の社会的責任)について、
考えを伺ってきました。

どうやら、日本企業は製品や業務との関連性をCSRに求めている感じ。

例を挙げると、環境等に配慮した製品であるPETボトルから
再生されたポリエステル繊維等を通して省資源・省エネルギーに貢献等。

一方、外資系企業では、
年間利益の0.5%を地域への社会投資に充てると定めており、
CSRについては、業務との関連性は必要ではなく、
むしろ関連性のないものが望ましいとのこと。

日本企業と外資系企業のCSR担当者から
それぞれの考えるCSRについての知見を得られたことから、
今後交流体験プログラムを創り、企業との連携を探っていくにあたって、
とても参考になる有意義な研修でした。

■7/9(土)自然耕塾 第6・7課程

まずは、イネの栄養生長と生殖生長についての講義。
昼食をはさんで、田植え後、約50日が経過した水田を見学。
イネの分げつが進み、株は開帳型に広がり、葉色も濃くなってきました。

一方、手が回らず草取りが出来なかった田んぼのイネは、
分げつも少なく、葉っぱの色も黄緑色。

そこで登場するのが、草刈機用アタッチメント(商品名アイガモン)。

田植え機の走る方向、条間に沿ってアイガモンで草刈り。

右側はビフォーの状態、ぱっと見イネと草の見分けがつきません。
左側がアイガモンを走らせた後のアフター。
効果は一目瞭然です。

しかし、条間の除草は可能ですが、
株間については、間隔は同じでも
草刈り機の入るスペースが列毎にずれてしまい、
まっすぐ走らせることが出来ません。。
(手植えできれいに植えていけば可能ですが。)

実は後日、手が回らずに草ぼうぼうになってしまった
信更地区の交流農地でもアイガモンをお借りして、
実際に使わせてもらいました^^;

さて、講義・見学を終えて、夜はホタル観蛍会。

塾生だけでなく、
園原先生の作ったお米を購入しているお客さんも集まり、
ホタルを見に夜の冬季湛水不耕起栽培の水田に出掛けます。

水田の奥にある森ではゲンジボタル、
水田ではヘイケボタルが多数乱舞。
(残念ながら、写真はなし。うまく撮れませんでした。。)

それにしても、生き物いっぱいの水田は、
消費者の興味を惹きつけることを改めて実感しました。

信更町の田んぼでも、カエルにオタマジャクシ、トンボにヤゴと、
すでに生き物いっぱいですが、メダカなんかも復活させたいですね。
それから、ホタルの数も増やしたいなあと。

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